ロングセラーで今でも根強い人気のSE846について今回はレビューしていきたいと思います。今更感も強いですが、パッケージがリニューアルしてBT1からBT2にBluetoothケーブルが変更になったのもあってより完成度が増したのではないかと改めて評価の方をさせていただきたいと思います。
特徴
- SE846高遮音性イヤホンは4基の高精度ドライバーを搭載。これ以上ないほどのクリアで伸びのあるサウンドと革新的なローパスフィルターによる圧倒的な低音域を、いつでもどこでも使いやすいパッケージで提供。
- 革新的なローパスフィルターにより、いまだかつてないほどの明瞭度とディテールを備えた本物のサブウーファーだけが表現できる豊かな低域を再現します。
- メタルノズルと交換式ノズルインサート(バランス、ウォーム、ブライトの3種)でサウンドシグネチャーのカスタマイズも可能。
- 着脱式ケーブルを採用しているので接続性の選択肢が充実。長期的な互換性やアップグレード対応、メンテナンスのしやすさも魅力です。
- 高遮音性設計で周囲の騒音を最大37dBまでカット。どこにいても鮮明なサウンドをお楽しみいただけます。
- ケーブルを耳の後ろにかけるスタイルで安定したフィット感を実現。長時間のリスニングでも邪魔にならず、疲れません。
- 全カラーにBluetooth 5リモート+マイクコントロール搭載ワイヤレスケーブル、リモート+マイク搭載3.5mmステレオミニプラグ対応ユニバーサル(UNI)ケーブル、micro-USB充電ケーブル、装着用クリップ、6.3mmプラグアダプター、航空機内用アダプター、ノズルインサート2組、ノズルアセンブリツール、プレミアムキャリングケース、各種イヤパッドを揃えたフィットキットが付属。
- リモート+マイクコントロール機能を搭載し、通話やボイスコマンドなどのシームレスなコントロールを実現。音量や音楽の再生などの操作も簡単です。
- Bluetooth 5対応で、大半の携帯電話やノートパソコン、タブレットと接続が可能。最大連続再生時間10時間と最大通信距離約10メートルを提供。独自設計のプレミアムヘッドホンアンプを搭載し、より高解像度なオーディオを実現。
SE846の特徴といえば、ノズルフィルター3種によって好みの音に合わせることや、汎用MMCXによってリケーブルの選択肢が多くさらに好みの音を探せることなど1本持っておくだけで様々な遊び方ができる点が良いです。
そして装着感の良さと、遮音性が他のイヤホンよりハイレベルで実現できています。
また、ユーザー数も多くマイルストーン的な役割も担っていて、SE846と比べてこの機種はどうだこうだと言える楽しみもあります。主に多ドラBA機との比較ですが。
また、最近はBluetoothケーブルが付属するなど、ますます万能型として認知されています。
ノズルの交換方法
ノズルアセンブリングツール
左回転で緩んでいきます。
↑分解図
音質
音質についてはノズルインサートによって変わってきますので、それぞれ分けて説明致します。最後に共通してのSE846の魅力についてまとめます。
ブライトノズル
半透明の白
高音向けのチューニングになります。一番全ての音がクリアになります。
やや、高域が刺さる気もします。ただ、音の角は丸いです。
バランスノズル
青
高域もブライトより落ち着いて、一番違和感は少ないバランスです。
どんな曲を聴いても破綻なく楽しめます。
ウォームノズル
黒
低音を強化するというわけではなく、高域の部分を弱らせるイメージのチューニングになります。ウォームというだけあって温かい印象になります。低音に関してはより存在感を増し、ボーカルや高域部分についてもこもりすぎていないのがうまくバランスをとっていると感じます。
全体的な評価
やはりローパスフィルターの影響か低音の聞き取りやすさが他の機種より圧倒しています。輪郭がぼやけていなく、しっかり下で支えるように鳴っています。
この低音を体感するだけでもこの機種を持つ価値があります。
それと、バランスでの話ですが、音がしっかり分離されつつ、それぞれが強調しすぎることがなく配置されているのはおみごととしかいいようがありません。
iPhoneでの直挿しとBT2による音質差について
試聴は堀江由衣様でワールドエンドの庭で繊細な音作りをどれだけ堪能できるかという内容です。
純正のアダプターをつけて直挿ししています。
iPhoneなので、AACでの接続です。
結果
微細な音はカットされている印象だが、ほぼそれだけで、むしろiPhone直挿しよりも低音がしっかり駆動できているため聞き心地はいい。
音数は減っていると思う。サウンドステージは広くなった印象を受ける。
あと、最も強く印象に残ったのが、Bluetoothにありがちなノイズがほぼ感じられない点!音切れもほぼしないので、あれだけ広報がおす理由もわかります。
まとめ
低音の駆動がしっかりできるかがこの機種のターニングポイントです。アンプの性能が良くないと、やはりスカスカした音になってしまってローパスフィルターを活かしきれない気がします。
そしてモニター方面に強いという点。しっかりとした定位を実現していて、音が締まっているので、モニタリングには重宝すると思います。
ことリスニングに置いては、ボーカルのBAっぽさなど改善点はありますが、総じてどのジャンルも楽しく聞かせてくれる懐の深さを持っていると思います。