元々Reflectionの3.5アンバランスを持っていたので純粋に同じケーブルの線材でアンバランスとバランスをしっかり聴き比べてはいないなと思い今回購入してみました。

箱の外観など
箱の外観ですが、これがluminox audioの良さでもあるのですが、ちゃんとした箱に入っていて、高級感があります。他のリケーブル商品ですと、プラスチックのケースだったり、マニア向け商品であるため外観にはこだわりが少ないですが、ことluminoxにおいては表面に木目のような加工や開けたときケーブルがスポンジの中に綺麗に収められているので、本当に買ってとても気持ち良いものです。
Luminox Audioとは
2017年に台湾で創立したイヤホン用リケーブルメーカーです。高品質な銅の原材料を調達し、台湾の研究所で高純度のOCCを精製しています。
この高品質な線材を元に知識と経験を得た技術者が金属材料、プラスチックエレクトロニクス、電気電子工学、機構などの知識を結集して製品開発を行なっている会社のようです。
比較的新しいリケーブルメーカーですね。
独自の特許技術 Pair Balancing Tech nology
信号経路における電子伝送の安定性を最大限に高め、両方の信号線が同じ極性の信号を伝送する「バランスケーブル」と同様の効果が得られ、高S/N伝送を可能にするものらしく、アンバランス3.5mmでもこれが実現できているらしいです。
信号経路全体で電子と抵抗の両方が均一にならないため、この技術は電子伝送の過程でトラフィックを誘導するガイドとして機能するようです。
そんなことが可能なのかとかはわかりませんが、話半分で音が良ければなんでもいいので、軽ーくでいいでしょう。しかし、3.5mm信者でもあるので、3.5mmアンバランスでもいいよなんて聞くと購入意欲は上がりますね笑笑。
いざ開封!

この開け方大好きです。開けるときも良い摩擦係数で高級感を感じます。

このように本当に綺麗に梱包されています。


スポンジの下にはアユート正規代理店保証やら、シリアルナンバーが入ったカードが付属しています。
外観など

中が見えるのはいいですね。ブラックボックスになりがちなので、安心感があります。2.5mmですと、端子が細い分力が加わったとき負荷がかかりやすいので、L字プラグだと安心ですね。

やはりこの端子は安心感が違います。

個人的にはこの分岐部分がかなり好きで、上と下が分かれるのですが、このようにカッチリとはまるのは見た目的にいいです。この角ばったデザインと表面加工はなにかAKプレーヤーに通じるものが感じられます。

このケーブルですが、価格帯の割に絡まりにくく、癖が付きにくい気がします。
取り回しがかなりよくて、綺麗に巻けるので好きです。
音質とか

アンバランス

バランス
カスタムIEMのROOMにて鳥の詩をAK380で聞いてみました。
アンバランスからバランスにすることによってまず、音と音の分離感がよくなり、音の輪郭がハッキリとしました。サウンドステージも広くなり、ノイズが少なくなったように感じます。
高音や低音中音全てにおいてクオリティアップしています。音の鳴り方に余裕があります。しっかり鳴らし切れている気がします。これは出力がバランス側の方が大きく、駆動力が高いということもあると思います。
ただ、解像度が上がる分長時間の視聴は聴き疲れはありそうです。自分は少し疲れは感じました。また、アンバランスの方が低音の広がりがよく、バランスは高域がかなり伸びるようになります。高域もっと伸ばしたい時はバランス、低音の量感を増やしたい場合は、アンバランスという使い分けになりそうです。
同じケーブルの線材ですので、ただ純粋によりベールが取れた音になると思っていたのですが、確かにそう感じ部分も多いですが、バランスは低音に締まりが出て、高域が伸びる分、高域によったチューニングになるのは驚きでした。ただ、エージングもありますので、変化があった場合は追記致します。また、今回聴き比べして感じたのはReflectionの純正から変えた時の違和感のなさと素直にクオリティアップしてくれる製品自体の完成度でした。L字プラグかつ、この取り回しの良さ、見た目のキラキラ感、クリアパーツを使った見える仕様、どれをとっても満足感は高く、多くの人に薦められるケーブルです。
まとめ
いまや、ケーブルは数あれど、L字プラグかつここまで取り回しの良いケーブルはなかなかありません。また、製品自体に強いこだわりを感じていて見た目も最高です。リケーブルといったらまず1番か2番目に薦められる満足感の高い製品です。アユートともに台湾に感謝します。
是非みなさんもリケーブルをお考えであれば、選択肢にLuminox Audioを入れてみてください。( ̄∇ ̄)