付属ケーブルのなかでも取り回しがいいかつ安めのケーブルを今回はおすすめしたいです!!!!
006、007など、ケーブルの形状が丸ではなく螺旋状になっているものは音質的に良い面もありますが、価格や聞き疲れ、取り回しなどを含めると、こっちも捨てたもんじゃないぞと。なんかTHE 標準ケーブルみたいな外観が好きなんですけれども。笑
どちらもFitEar純正ケーブルの中で非常に取り回しの良いケーブルになります。
特徴はどちらもマットな質感で手触りが他の物に比べて良いのと、ケーブルのクセが少ない印象です。
価格も013が9000円程度、005が1万1000円程度です。
(013は現状eイヤホンでは取り扱いがないので、本店で買いたい旨を言っていただければ買えると思います。プロの方は012を選ばれるケースが多いそうな)
ケーブルは013の方が一回り細いです。また、取り回しはいいですが、絡まりやすいのは細くて柔らかい013です。
コネクタは005の方が一回り大きいものを採用しています。
純正の端子は主にこの二つです。ケーブルの太さによって使い分けています。nobunaga labsの澪標などは8芯ですので、左側の大きいタイプが採用されています。
音質
今回は最近届いたのもあって、333で聴き比べしていきます。
005
一言でいうとややこってりのケーブルです。
高域、中域、低域満遍なくでていて、一音一音の音が太めで、アタック感が強めです。低域もしっかり出てくれるのですが、高域側の見晴らしの良さを両立していて、とてもいいです。
音の縦ではなく横の奥行きの表現が013より良いです。高域の伸びも013より良いです。
013
一言でいうとすっきりめのケーブルです。
005と比べて、高域と低域が前に出てこなくなり、少し距離が下がりました。中域はやや前に出てきていて、(100hzよりは上)高域に行くにつれ遠くに行くので、自然な空間表現を実現していると思います。
比較として、005と比べて音が細いです。さっぱりとしていて、聞きやすいです。
音質的にはどちらも満足できるレベルかつ、手触り、取り回しともに良いです。
音のバランスがケーブルで大きく変わることが無かったのが驚きました。ケーブルが太くなった分の音違いくらいでいいと思います。(まぁ、かなり音の質は変わるのですが。)どちらも333のもつキャラクターから大きく外れるといったことはなかったです。
全体的には005がやっぱり音はいいです。ただ、013の細さのケーブルはなかなかないので、013の方が自然で音も聞きやすくて個人的には良い印象です。
結論
どちらもケーブルの音のバランスが良く、標準ケーブルとしてかなり完成度は高いと思いました。
質感や取り回しの点、絡みにくさなど、使い分けはできそうです。
少しリッチに聞きたい場合は005、少し音を細くして、空間にゆとりを持ちたい場合は013といった具合でしょうか?
006ケーブル以上になると解像度が上がる分、付属ケーブルの「標準的な音」からやや離れてしまう印象があるので光沢感がなく、反発力も少ない005と013はおすすめです。
どっちがいいというかどっちもいいので、どっちも持っとけ!!!(どっちどっちうるさい)