Explore Hybrid
久しぶりのケーブルのレビューとなります。The©︎able MASTERさんのExplore Hybrid V3というケーブルになります。
エージングもだいぶ進んだため、ここで感想などを残しておきます。
また、今回のレビューでは客観性を持たせるため、せいちゃさんとの意見のすり合わせも行いました。是非楽しんでいただけると幸いです。
自分の仕様↓
3.5mmステレオプラグ(オヤイデ製)
FitEarコネクター(純正・透明仕様)
透明被覆
スライダー無し
Explore Hybrid V2の後継モデルとなる第3世代バージョン。
V2で使用した銀メッキ線と銅線をミックスした混合ケーブルを採用。これにより高域の立ち上がりや中音域に艶っぽさが増し、全体的なダイナミックレンジや解像感を大きく底上げしていくような音に感じられます。BAやダイナミック、ハイブリッド機など機種を問わないオールマイティ型です。チューブは画像の通り透明を基本としていますが、黒色仕様も製作が可能です。
その他
ケーブル仕様
プラグ~分岐部:4つ組
分岐~コネクター:ツイスト処理
ケーブル長:約110cm(分岐後、約35cm)
スプリッター:ステンレス
被覆カラー:透明 または 黒色

白と金のツイスト構造でおおげさに言うならば、雲と光が混じり合い天国のような神々しさがあります。
光に当てるとそれが顕著です。

須山でのカッチリとしたレジンの処理ではありませんが、愛嬌があります。(やや透明度が高い?)
©︎able MASTERでしか出来ない処理としてレジンもPinも須山歯研の純正パーツを使っている点がポイントです。
追加処理として2000円が別途かかりますが、満足度は自然と高くなります。

少しでも軽量化するため、またケーブルの凹凸を減らし快適に使うために金属製スプリッターを使用しませんでした。
シンプルイズベストです。中身も見えて精神衛生上いいです。
レジンでしっかり固定したうえで、収縮チューブで処理されています。

3.5mmにするのは理由があって汎用性の高さや、音楽制作環境に合わせているからです。そもそも、普及している3.5mmで良い音を聴けるのがベストだと思っているのもあります。バランスもたまに聞きますけど。
収縮チューブだけでなく、レジンをつかって強度を上げている点が好ましいです。
固定されているのかスクリューが回らないようになっています。抜き差しの際に緩むということがないです。
そして、オヤイデの3.5mmのプラグを使っています。こうすけさん曰く、3.5mmのプラグではこれ一択だそうです。
金メッキプラグの中では一番音への干渉が少ないそうで、メッキの品質、製造精度の高さ、耐久性など総合的に高いそうです。
こうすけさんが言うんだから間違いないでしょう。(╹◡╹)
購入先↓


カチッとハマります。純正と同じレベルだと思います。
処理の仕方など、勉強になります。
プラグ側の処理、編み込みなどビルドクオリティは高く感じます。特にFitEarコネクタ部分の処理は丸っこくて飴細工のようで可愛らしいです。
音質
334SRを主としてチューニングしたものらしいので、それを使って感想を書いてみます。

音場表現巧みで、高域の繊細さもありつつ、低域の躍動感も非常にいいです。贅沢な音だと感じました。
低域が非常に優秀で、柔らかくもあり、しっかり音の塊として音の存在感がはっきりしています。深いところまでしっかり出ています。定位もしっかりしています。
音も非常に滑らかで、伸び伸びしています。
なにかがすごいというより全体的にすごいので、難しいこと言わなくても、素直にいい音です。気持ちところの音が気持ち良く聞けて、高域、中域、低域隙がないです。イヤホン特有の線の細さや音場感を忘れるような音です。いうなれば、ヘッドホンのような音の厚みや躍動感、力強さが加わったような感じでしょうか。このケーブルをつけるとヘッドホンでじゃなくてもいいかもという感覚を不思議と感じます。CI 22955と相性がいいのか、なんなのか?
エージング
エージングは必要なようで、だんだんと音の固さが取れていってほぐれていく印象があります。聴き始めは若干音の輪郭のボヤつきや伸びに固さがありました。
エージングを重ねるほどに、音があるべき場所へとどんどん整っていき、響きもよくなり、すっきりしていきます。
こうすけさん曰く、
概ね5~10時間程度で初期のもっさり感が薄れて、50時間程度で低音の量感や定位感が安定します。
最終的には200時間程度を個人的に推奨しますが、今聞いている音から高域がもっと伸びでダイナミックレンジが広くなると思います。
とのことです。
プラグなど色々相談に乗って貰えて、そういった面でも、市販のケーブルを買うより満足度は高いと思います。
音に関しても、響きが壮大で、リケーブルの醍醐味の味付けもいい塩梅です。アナログライクなリスニングよりのサウンドで聴いていて非常に楽しいです。
市販のケーブルよりごつさはありますが、取り回しもよく考えられており、柔らか過ぎないことで絡まり辛いですし、硬過ぎず、重さもあることからケーブルの反発力は低い気がします。
これが22000円で買えるとなると、かなりリケーブルの価格のバランスが崩れそうな気がします。
最後に
The ©︎able MASTERさんだけにM@STERPIECEな作品だと思います。
是非、購入を検討してみてください!(*´꒳`*)
*内容に不備がありましたら、TwitterのDMなどでご連絡していただけると幸いです。修正、加筆します。
購入、オーダーについてはこちらから⤵︎
https://twitter.com/kanzaka_r32?s=21
ケーブルの情報、頒布についてはこちら⤵︎
http://kousuke-audio.blog.jp/archives/17804572.html
Explore Supreme
取り回しと音質が脅威的!!!

ケーブルマスターさんのExplore Supremeが届きましたので、紹介したいと思います。
*くるくる巻いた画像
*コネクタ
*せんざい
ツイスト構造になっています。
*プラグ
FitEar純正と同じくオヤイデ製の3.5mmを採用しています。
音質
V3よりボーカル域が下に降りてきて、うわずりが少なくなっています。
ボーカルとギターなど気持ちいい帯域が綺麗に出てきていてのっぺりとしていません。
中でもボーカルはめちゃくちゃ良いです。ESTとの組み合わせのボーカルが好みです。
それでいて全部の音が落ち着いていて、各楽器の分離できていて見通しが良く安心感があります。
エージングが進んでいくと、帯域の段差がなくなり、広がりのある自然な音色なってきます。
透明感のある音で、鮮度が良いです。
個人的な意見をいうとここまで良いケーブルはあんまり見たことはありません。エージング前でも十分良い音でしたが、エージングが進むにすれ馴染んでいき、ここまで素晴らしい音になるとは思いませんでした。自分の組み合わせや、環境にもよるところもありますが、概ねこの感動は手にした人には理解できると確信しています。
最後に
V3と比べて取り回しが非常に良くなっているのが好印象でした。
また、音質は非常に滑らかで、高域から低域までのバランスが良く、解像度が高いです。
聴き込むのが楽しくなりそうなケーブルです。
オーダーはこちらから⤵︎
https://twitter.com/kanzaka_r32?s=21
ケーブルの情報、頒布についてはこちら⤵︎
http://kousuke-audio.blog.jp/archives/17804572.html
*内容に不備がありましたら、TwitterのDMなどでご連絡していただけると幸いです。修正、加筆します。
総評
どちらも完成度が高く、こだわりも感じられ、価格に対しての満足度は高く感じます。
なかなか甲乙つけがたいですが、Supremeが取り回しの点と音質で幅広い機種と合わせやすいと感じるので、おすすめです。
使い分けとしては腰を据えてじっくり聞きたい時はSupreme、ノリよく聞きたい時はV3でしょうか?
どちらにせよFitEarを使っているならばまずリケーブルの選択肢として筆頭に上げられるべきだと思います。